コンセプト
コンテナは現代のアーキテクチャには不可欠となりました。その結果、ソフトウェアのデプロイと操作の方法が変わりました。
他の技術シフトと同様に、コンテナの採用には、コンテナの状態を監視し、パフォーマンスへの影響を理解する機能が必要です。設定の誤りや容量の管理から生じる一般的なコンテナの問題は、サービスに重大な影響を与える可能性があります。
コンテナ化された環境の可視性と洞察を提供するために、InstanaはDockerコンテナを自動的に検出し監視します。コンテナ化された環境にエージェントをインストールする方法をご覧ください。
コンテナ監視では以下を行います。
- メタデータ、設定、メトリクスに関するリアルタイムの洞察を提供します
- 各コンテナの状態を監視し、問題を警告します
- コンテナ情報を活用したサービス検出を有効にします(サービス設定を参照)
- この洞察を他のインフラストラクチャやサービスのコンテキスト内に配置します
サポートされているコンテナランタイム
Instanaは、広く採用されているコンテナランタイムの多くをサポートしています。サポートされている各ランタイムと、それらについて収集したメトリックについては、以下をご覧ください。
使用法
コンテナダッシュボード
コンテナは自動的に検出、監視され、設定、メタデータ(ラベルなど)、変更、メトリックの追跡が可能になります。 この情報とコンテナが動作するコンテキストを活用して、健全性を導き出します。
発見されたコンテナ内で実行されているサポートされているテクノロジーは、自動的に検出、監視されます。たとえば、インフラストラクチャマップを見ると、Spring Bootアプリケーションが表示されます。クリックすればそれがDockerコンテナで実行されていることが見て取れ、より詳細な情報にアクセスできます。
コンテナダッシュボードに移動すると、関連する情報とコンテキストが提供されます 。
Instanaは追加の設定情報も収集します
- コンテナラベル
- ポート
- Marathon情報
- Nomad情報
- Kubernetes情報
詳しくはKubernetesの詳細な監視をお読みください。
コンテナマップ
インフラストラクチャマップはシステムホストにいついての視点を提供しますが、コンテナマップは同様に構造を表示します。ただし、コンテナにフォーカスしています。
このビューから、ラベルとゾーン、Amazon ECS、Docker Compose、Kubernetes、Marathon、Nomadなどの個々の情報ごとに、コンテナーのグループ化やソートができます。
ホストマップからコンテナマップにアクセスするには、以下に示すように、グループ化の視点をコンテナに変更するだけです。次に、すべてのコンテナをソートするためのパラメータを指定できます。
ラベルごとにコンテナをグループ化するには、マップで「Configure Perspective and Grouping」をクリックして、目的のラベルグループを指定します。
比較表
すべてのコンテナの概要をすばやく確認して比較したい場合は次のようにします。
Infrastructure → Comparison Tableに移動し、ドロップダウンから「Docker Containers」を選択します。
コンテナメトリックの概要
コンテナのCPUとメモリ使用量を視覚的に見たい場合は、メトリックの概要をアクティブにします。
ダイナミックフォーカス
ダイナミックフォーカスを使用して、コンテナのコンテキスト内でインフラやアプリケーションの一部を特定し分離する場合、専用のdockerキーワードを使用できます。